糖尿病
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報告
実験動物における糖尿病の診断基準について
日本糖尿病・肥満動物学会 「実験動物での糖尿病診断ワーキンググループ」八木橋 操六 (委員長)寺内 康夫森 豊池上 博司佐藤 譲
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2010 年 53 巻 5 号 p. 379-384

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抄録

糖尿病の成因,病態の解明や治療法開発のため,動物モデルを用いた研究は不可欠である.ヒトの糖尿病の診断が血糖や糖化ヘモグロビンを指標としている一方,動物での糖尿病の診断は研究者によって必ずしも一致していない.従って,研究結果の解釈や,ヒトの糖尿病へのトランスレーションが適切になされていない可能性もある.日本糖尿病・肥満動物学会では,糖尿病動物を用いている研究者にアンケート調査を実施し,動物での糖尿病の診断の実際や,診断についての考え方を調査した.また,欧米での糖尿病専門学術誌に掲載された論文を調査し,動物での糖尿病診断の実態について調査を行った.それらの結果を踏まえて,学会での動物を用いた研究についての考え方をまとめてみた.

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© 2010 一般社団法人 日本糖尿病学会
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