「プレフレイル高齢大腸がん患者のための臨床的提言」支持・緩和医療に関する提言

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  • Provisional Clinical Opinions Recommended by the Supportive and Palliative Care Working Group for Vulnerable Elderly Patients with Colorectal Cancer

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抄録

<p>厚生労働省科学研究がん対策推進総合研究事業の1つとして,がん治療は可能だが有害事象のため標準治療が困難な脆弱(プレフレイル)な高齢がん患者を対象に「プレフレイル高齢大腸がん患者のための臨床的提言」を作成した.多職種から構成される支持・緩和医療ワーキンググループでは,患者およびその家族の視点に立ちプレフレイル高齢大腸がん患者における腸閉塞と末梢神経障害のマネジメントにフォーカスした.腸閉塞のマネジメントに関し,「手術がQOL低下につながる場合もしくはストーマ管理が難しい場合はステント挿入を優先すべきか?」「プレフレイル高齢者に対して大腸ストーマを造設した場合の問題点とは?」,またオキサリプラチン含む化学療法の有害事象に関し,「プレフレイルな高齢大腸癌患者に対して,オキサリプラチン含む抗がん薬を施行する(している)場合,配慮すべきことは何か?」についてまとめた提言を紹介する.</p>

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参考文献 (41)*注記

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