「プレフレイル高齢大腸がん患者のための臨床的提言」総論・高齢者機能評価に関する提言 Part1

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  • Provisional Clinical Opinions (PCO) Recommended by the Overview and Geriatric Assessment Working Group for Vulnerable Elderly Patients inColorectal Cancer: Part 1

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抄録

<p>日本のがん診療において,重要な課題の1つは,心身機能の衰えてくる高齢がん患者のマネジメントである.元気な高齢がん患者(フィット)は非高齢者と同等の標準治療を受け,がん特異的な治療成績が得られる.一方,全身状態の悪いフレイル例は,がん治療によるベネフィットを享受できない可能性がありベストサポーティブケアが選択される.したがって,診療指針(GL)が必要なのは,がん治療は可能だが有害事象のため標準治療が困難な脆弱(プレフレイル)な高齢がん患者である.そこで,エビデンスが少なくGL作成が困難であることから,モデルケースとして大腸がんをとりあげ「プレフレイル高齢大腸がん患者のための臨床的提言」を作成する.治療に関係した5つのワーキンググループ(WG)を設置し議論を重ね,本稿では,総論・高齢者機能評価(GA)WGから,提言作成に至った経緯,プレフレイルの定義,作成方法を中心に述べる.</p>

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