2009 年 23 巻 1 号 p. 34-47
新生児-乳児消化管アレルギーは,1995年以降,患者数が急増しつつある.牛乳特異的 IgE 抗体は検出されないことも多く,診断は容易ではない.新生児-乳児アレルギー疾患研究会では,速やかで確実な診断治療の一助となることを願って診断治療指針作成を試みた.http://www.nch.go.jp/imal/FPIES/icho/index.html
これを掲載するとともに,確定診断の開発,より安全な治療方針の策定を行うために研究を行っており,現時点での結果について述べさせていただく.