生命・医療倫理  学会・研究発表に関しての小児神経学会倫理ガイドライン

  • 伏木 信次
    京都府立医科大学大学院医学研究科分子病態病理学

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抄録

要旨医学研究を実施する上で科学的な妥当性に加えて十分な倫理的配慮が求められることは自明である. 研究の成果を公表する際にも同様の配慮が欠かせない. とりわけ臨床症例の発表に際しては豊二富な個人情報が含まれるがゆえにその取扱いには特段の配慮が要求される. わが国では, 2005年4月から個人情報保護法が施行されたことに伴い,「医師・医療機関における情報の活用」から「患者主体の情報コントロール」へのパラダイムシフトが起こった. そのような状況の中, 日本小児神経学会として「症例報告を含む医学論文および学会・研究会発表における患者のプライバシー保護に関する指針」を策定したのでここに報告する.

収録刊行物

  • 脳と発達

    脳と発達 38 (2), 125-128, 2006

    THE JAPANESE SOCIETY OF CHILD NEUROLOGY

参考文献 (8)*注記

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