遠心処理後に測定するHbA1c測定法での採血管の取扱い(EDTA入り採血管の推奨)について

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  • Recommendation of the Use of EDTA-containing Tubes for the Measurement of HbA1c Using a Layer of Erythrocytes Obtained after Centrifugation

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抄録

<p>HbA1cの測定を外部の検査機関に委託した場合,測定値が低値になることがある.その理由として,全血の検体を冷蔵で搬送,保存した場合に,老化した赤血球ほど溶血しやすいことが挙げられる.全血の検体を長時間にわたって冷蔵保存した後に採血管を遠心し,その赤血球層を用いてHbA1cを測定する方法(HPLC法の一部,免疫法の一部および酵素法の一部)では,溶血の影響を受けにくいEDTA採血管を使用することが推奨され,血糖検査用のNaF入り採血管の使用は望ましくない.</p>

収録刊行物

  • 糖尿病

    糖尿病 64 (5), 336-339, 2021-05-30

    一般社団法人 日本糖尿病学会

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