超音波内視鏡下胆道ドレナージの安全施行への診療ガイドライン:2018
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- 伊佐山 浩通
- 順天堂大学大学院医学研究科消化器内科学 東京大学大学院医学系研究科消化器内科学
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- 中井 陽介
- 東京大学大学院医学系研究科消化器内科学
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- 糸井 隆夫
- 東京医科大学消化器肝臓内科
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- 安田 一朗
- 富山大学医学薬学研究部内科学第三講座
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- 河上 洋
- 宮崎大学医学部内科学講座消化器内科学分野
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- 良沢 昭銘
- 埼玉医科大学国際医療センター消化器内科
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- 北野 雅之
- 和歌山県立医科大学第二内科
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- 入澤 篤志
- 獨協医科大学医学部内科学(消化器)講座
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- 潟沼 朗生
- 手稲渓仁会病院消化器病センター
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- 原 和生
- 愛知県がんセンター消化器内科
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- 岩下 拓司
- 岐阜大学大学院医学系研究科消化器病態学
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- 藤田 直孝
- みやぎ健診プラザ
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- 山雄 健次
- 成田記念病院消化器内科
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- 吉田 雅博
- 国際医療福祉大学消化器・一般外科
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- 乾 和郎
- 藤田医科大学ばんたね病院消化器内科
書誌事項
- タイトル別名
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- Clinical Practice Guidelines for Safe Performance of Endoscopic Ultrasound/Ultrasonography-Guided Biliary Drainage: 2018
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抄録
<p>超音波内視鏡下胆道ドレナージ(Endoscopic ultrasound/ultrasonography-guided biliary drainage:EUS-BD)は比較的新しい胆道ドレナージ手技で,経乳頭的な胆管カニュレーションが不成功または困難な場合に施行される.臨床的な有用性の一方で,EUS-BDは出血,穿孔,腹膜炎といった重篤な偶発症が起きることがある.本論文の目的は安全な手技と非熟練施設への手技の導入のために診療ガイドラインを提供することである.本ガイドラインはpatient-intervention-comparison-outcome(PICO)に沿ったClinical questions(CQs)とCQを理解するのに必要なQuestions(Qs)で構成した.文献の検索はPubMedとThe Cochrane Libraryを用いて行った.推奨文,エビデンスレベルの決定,推奨の強さはGRADE systemに従って決定した.ガイドラインの作成は,作成委員会,専門家委員会,評価委員会,外部評価委員会の4つの委員会で行った.我々は13個のCQs(方法,デバイス選択,補助療法,偶発症のマネージメント,教育,倫理)と6個のQs(定義,適応,成績,偶発症)を作成し,それぞれに推奨文,エビデンスレベル,推奨の強さを記載した.また,本ガイドラインは手技の実際,偶発症のマネージメント,EUS-BDの倫理面への配慮,非熟練施設への導入についても説明している.</p>
収録刊行物
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- 胆道
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胆道 33 (5), 793-816, 2019-12-31
日本胆道学会
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詳細情報
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- CRID
- 1390283659836801536
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- NII論文ID
- 130007777869
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- ISSN
- 18836879
- 09140077
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可