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妊産婦死亡の剖検方法とその注意点 厚生労働省研究班で作成した妊産婦死亡剖検マニュアルについて
- Source:診断病理(1345-6431)28巻1号 Page8-17(2011.01)
- Author:妊産婦死亡に対する剖検マニュアル委員会
- Abstract:妊産婦死亡は、わが国ではその割合は減少傾向にあるが、年間60~70症例を認め、そのうち剖検となる症例は半分にも満たない。また、剖検医にとってなじみの少ない疾患が主要死因を占める。そこで、厚生労働省研究班である妊産婦死亡に対する剖検マニュアル委員会は妊産婦死亡の原因疾患の理解を深めるため、平成18年以来検討を重ね、平成22年に妊産婦死亡剖検マニュアルを作成した。このマニュアルが妊産婦死亡の剖検の際に有用となることを期待するが、妊産婦死亡の原因を究明するにあたり大切なことは臨床医との綿密な情報交換による総合的な判断と考える。(著者抄録)
- 分類:検死; 妊娠、分娩および産褥に関連する障害